ツキステ。

今回でツキステ。も第6幕になりましたね。

初演から2年と半年ほど経って、キャストも最初からだと5人が変わり、会場もとても広くなりました。


最大の推しが変更し、舞台期間も被っていたので六幕は赤と黒、それぞれ1回ずつ観させて頂きました。


結果から言うと、もう私がツキステ。に行くことはないと思います。

理由は次から述べますが、短くまとめますとそれに尽きます。


まず、脚本。

年中のお当番。

奈良でまっつん、葉月兄弟も出る。

とても楽しみでした。

しかし、蓋を開けてみると、ただの天狗の話でこれはツキウタ。で主人公は誰でしたっけ?

と首を傾げる内容。

年中の見せ場は?

奈良でやる意味は?

確かにメンバーに負の要素を持たせると、夢見草と似てしまうから変えてきたんだとおもうんですけれど、第二の夢見草を作ろうとしたのでしょうか?

とても、失敗している。

このお話の主人公は誰かを今一度見直して欲しい。

第四幕もそうでしたけど、活かせない部分があるのであれば、排他した方がいい。

冗長的すぎる。


そして、キャス変。

前評判もあり、かなり期待値を下げていきました。

いっくんと春さんはよかったと思います。

いっくんは溌剌さもあり、演技はまだ荒削りな部分もありますが、もっとよくなっていくと思いますし、なによりダンスが上手い。

バックの時に少し前に出過ぎではー?ともなりましたが、若いっていいよね!

となるので、良いと思います。

春さんは春さんで、原作から特徴を上手くピックアップしているなと印象。

でも、細かい動きも春さんらしさがあって、どんどん馴染んでいって7幕ではもっと素敵な姿を見せて下さるんじゃないかなと思います。

ダンスは他と踊っている回数が違うので、そこはこれからに期待したいところ。

ソロも振付変わったけど、私はどちらも好きです。


問題は残り二人……。

私のキャラ推し、1、2ですね。


隼さん。

顔とスタイルはいいですね。

ダンス経験者と聞いていたので、姿勢もよいと思います。2017私服も綺麗に着こなしていたので。

ただ、演技とダンス、そして口パク。

見れない……。

演技は台詞に抑揚がなさすぎる。ああいうテンションのキャラなのに致命的。

そして、口がちゃんと開いていないから、少しセリフが聞にくいところがある。

振りの演技は隼さんらしさもあってよかったのと、公演期間後半は前述の部分は多少ましになっていました。

多少。

そして、ダンスは悪くはないけれど、スタミナ不足過ぎるので体力付けて欲しい。

ただ、口パクがほぼほぼ出来てないのは、本当に許せないので、本当ーっに許せないので、ちゃんとしてください。

音源使ってやっている意味をちゃんと、考えて欲しい。

あと、スタミナ不足なのは稽古してれば分かると思うので、MTまでの順序を変えればいいのに変えなかった演出の落ち度もある。

あそこまで踊って、MCまでってなかなかどうして無理ですよ。

スタートの曲とか変えてきたのなら、そこも変えてもよかったのではないでしょうか?


で、肝心の最推しですが。

まず、ここはなんか顔しかいい所見つからないです。


以上って言いたいですけれど、まあ、理由はあります。

演技力が高いキャラなのに、なんですか、その愚鈍な演技……。

え、本当にそれで長月、演技力高いって評判になりますか??

滑舌も良くないし、姿勢が悪すぎます。

舞台なので、棒立ちのままではキャラを魅せられないです。

手とかの動きの演技も付けないと、空間に飲み込まれてしまいますよ。演出なら全然いいんですが、大勢がいるところだと、完全にうもれています。

あと、もう少し痩せた方がよいか、衣装調節した方がよいです。パツパツすぎ。

初期設定でありますけれど、女性物を着れるくらいの体型なので、もう少しどうにか落とせなかったかな……。

ダンスはこちらもスタミナないけれど、振りは遅れないで欲しかったなという思い。

体も硬すぎてちゃんと腕とか上がっていないので、柔軟とか頑張って欲しいです。


後半の方で見る黒で多少変わるかなと思ったのですが、個人としてはそれほど変化なく、これは推せないなと思いました。


初演ほどまでの感動とはいかないけれど、また違う長月に、霜月に逢えると思ったんです。

でも、全然そこに届かなくて、私の中の長月と霜月には届いていなくて、赤公演はライブが終わって悲しくて、その気持ちのやり場がどこにもなくて、椅子で泣くしかなくて、辛かったです……。

新さんが変わった時のように見られると思っていたから、それほどには楽しみにしていたんだなと、こうして文章にしてみて分かりました。


運営がとか色々言っていましたけど、ツキステ。中はどんなに席が悪くても、楽しくて、推しが推しをやっているからでなくて、長月夜がいたから、本当に二次元の推しに会えているように思えていて、嬉しかったんです。

初演から通っていたけど、ファンサ貰えたのはMTが初めてだったけれど、それでもファンサとかでなくて、そこに長月夜がいることが一番幸せで好きだったんだなーと思います。


人によっては解釈違いと言う方もいたのは知っていますが、あの解釈の長月夜もとても好きでした。


長くなりましたけど……。

うん、2年半楽しかったです。


初演のグラビがプロセラが現実になって思わず涙が溢れたこと、よく覚えていますし、とても素敵な思い出です。


ここまで読んでくださる方いるとは思わないんですが、読んでくださったりしたら、ありがとうございます。

不快な思いにさせていたら、それはまあ自己責任なところもありますが、すみません。


二年半、ありがとうございました。


オバケストラ! 感想 ③

間を空けると途中で死んでしまいますので、書きまーす!

(時系列ばらばら)


隠世LIVEの会の方々の自己紹介シーン!

もう最高ですよね。

ラップからヲタ芸からミュージカルから見られて凄かった。毎回の笑い。

唯ちゃんの歌唱力ももちろんなんですが、途中から枕が喋り始めたのが好きです。笑

枕が……喋った!

ってなる。笑


昴さんもメリィさんも義王さん笑もやってほしかったーー!!


推しのヲタ芸を見られる機会なんてなかなかないので、永久保存版ですね。

ここはメリィさんにやることを何度も促され、戸惑う義王さんが可愛いです(*ˊᵕˋ*)ノ"

アフトで聞き間違いかな?!

ってなったのはここが稽古時間一番長かったという事実。

私の聞き間違いかもしれない。笑


日常生活の始まりですね。

どのくらいの時が流れたのかは分からないですけれど、みんな可愛い❁

雷電さんが地鳴り起こさせる時に、みんなぴょんって飛ぶけど、鳥飼さんも昴さんもぴょんってなるのがより可愛い。

とても好きです。


白い集団問題ですよ。

未だに覚さん、丈さん、ルーさんが分からないから、みんなー!情報下さーい!

ただ捌ける時が梵字なので、そこがヒント。

前公演の円盤そのうちに買います。(今はチケ乱舞中なので……)


覚さん不思議な人ですよね。

いるだけで存在感が凄い。

覚から来ているみたいだけど、神様だから本当はなんの神様なんだろう。

破壊神?

破壊神なら……三人いるので三神一体のトリムールティかな??

創造(ルー)、維持(丈)、破壊再生(覚)。

Septさん初体験だったので、前のことがわからないから、ちょっとなんとも言えないけど、前に丈さんと覚さんはいて、とうとう創造神出てきたんですかね?!

分からないけど、2次元とのコラボ初めてだから、出てきても不思議ではない。

そして、ルーさんの曲は『新しい世界』。

前作の円盤が欲しいです。笑


自己紹介シーンの唯さんのターンと千穐楽かな?で心臓捧げるんですけど、進撃の巨人のそして何より、サンホラ(リンホラ)好きで、何度も心臓を捧げよポーズを繰り返してきた者からしますと、「拳の向きが違う」と毎回見てました。笑

Twitterでも書いたけど。笑

自分が持ったナイフで心臓を突き刺す感じが正解!


この後に唯が出てくるんですが、後藤兄妹の日替わりが兄妹仲睦まじく可愛いです(*ˊᵕˋ*)ノ"


そして、唯さんの日替わり楽曲がたまらないので、円盤に全部入らないかなー(>_<)

ってなっています。

愛しかった回は

「二つ結びとオールバック」

「唯と髭」

ですね!

丈さんがラストシーンで反応しているのが堪らない。


結構長く書いたけど全然進んでませんね。笑

びっくり。

オバケストラ! 感想 ②

学校の下見にくる美琴さんとファーさんのところ。(シーンが前後していてもお気になさらずー)


ここはみんな大好き荒川翔子さんの初登場シーン!

翔子さんとても可愛らしくも聡明で柔軟で、そして夢のある乙女だなととても大好きです。

オバケストラは好きなキャラしかいないというのがまた魅力的なところだと思います。


そして、このシーンの最後で野槌が美琴に体当たり使用としますが、湯本さんのネタバレでもあったように美琴を亡きものにしようとしているんですよね。

その事実を知っいるファーさんは美琴さんを庇う。


これ2日目くらいに野槌のことを調べまして、「転がってくる野槌に当たると死ぬ」とあるんですよね。

まさにこれで、ここで美琴は一度命を落としている。だから、ファーさんは直ぐに気づいて美琴を避けさせる。


当たるだけで死ぬってどんだけ?


ってなりますが……。

ここはターニングポイントのひとつ。


このあとに刹那が「翔子さんか、久しぶりだなー」と言うんですけど、美琴さんと翔子さんの関係が続いているとして、刹那の時代だと二人はあまり会えてなかったり、ジャルグ一家は欧州で暮らしていたりするのかな?

と思っています。


美琴が狙われるのは、「人と妖との最初の橋渡しの人間」だからに尽きると思います。

だから、反対派には邪魔で葬りたい存在。


野槌、鳥飼と反対派で街に出ている妖は少ないですね。

人を極力避けるようにマントも深々と被って……。

反対派が集うシーンでもみんな距離感があり、一人では達成出来ぬことだから、しかたなしに協力していることが見て取れます。

ここの癒しは白薬ちゃんと雷電さんだとおもっています( ´ ▽ ` )

可愛いですよね。


イグナーツさんが出てきて、反対派も纏まりが深くなりますが、ここの最後のイグナーツさんの台詞「面倒なことを引き受けたものだ」は、反対派への強力に掛かっているのではなく、丈、昴たちからの用命に掛かっているんだなと2回目で合点がいきます。


ここ、2回繰り返すの好きなんですよね。笑

少し焦った感じに「ギュンター!」っていうのが可愛い( *˙ω˙*)و グッ!


イグナーツさんの原作版のお歌も聞いてみたいのではよ次回作!


今日は短めですがまた明日書きます。


オバケストラ! 感想 ①

オバケストラ!10公演お疲れ様でした!

そして、ありがとうございました。


一公演一公演、楽しく、作品と向き合って拝見させて頂きました。


最初、大元の原作が全然動いていないのもあり、妖、大正、歌、ダンスとかどうなんすか??

となっていたのですが、ビジュアルなどが解禁されるうちに段々と楽しみになってきた作品です( ´ ▽ ` )


ざっくりとしたまとめですと、『ホーンテッドオバケストラ!』のエピソード0って感じです。そして、乙女ゲームのファージャルグ√。


まずは冒頭のシーン。

ヒロインである美琴が出てきて台詞を言う。美琴は普段の袴を着て、未来の服を手に持っている。

そして、美琴が捌けると九十が鵺を従えて、主人公であるファージャルグに問う。

「何を選んで何を諦めるのか」(台詞はいつも通り曖昧ですよ。)


ここは中盤でもでてくるシーン。

今回は選択肢合ってたかなー?

どうかなー?

ってなるシーン。

大事なところです!


ここのシーンからOPが始まりますが、最初にプロジェクションマッピングでファーさんの後に妖精の羽根が生えるので「とうとう推しに羽根が……」と震えます。

蝶のような羽根が生えますよ。

(直接マッピングの方にリプライ頂いたので貼らせていただきます。)


https://twitter.com/kanou_erina/status/1018517996887609345?s=21


また、ここは登場人物の関係性だったり、物語の流れも観れるので推し見てるとすーぐ見逃します。

円盤で確りみます。笑


美琴さんが丈さんのところに居候として来て、部屋に案内されて休むことを促される。

だだっ広いお屋敷に、強面の主、少し距離のある使いの昴で……。まあ不安になりますよね。

美琴が眠ると屋敷をメイドと思しき者に連れられて、黒フードの二人が横切り、このお屋敷何かあるなとこの先に考えを巡らす。

ここのシーン、下手にあまり入れなかったので、あまり顔が見えなかったけど、ほぼほぼ同時期に義王とメリィが来たと考えていいのかな?

きっとそう。

意外と早い段階から未来の住人が来ているなと思いました。


翌朝、美琴が寝坊してくると全身赤い怪しい人。

不振がる美琴。

「俺、まずいことしちゃったかな?」と本当は隠さなくてはいけないのに、軽率に話しかけたことに焦るものの平常心へ。

何かあっても、また過去に戻ればいいから

その後、唯が出てきて、街の案内を奪い去るように美琴と出ていくファー。


ここのシーン、ファーさんが『PARADE』の鼻歌歌ってるのが可愛いのと、マイク持たない時は手袋してないことに高得点が入ります。最高です。


街に飛び出して、警官組両角鳥飼ペアとの出会い。

その前にすれ違う黒マント2人にあの方々も異国の方なんですね!という美琴。

ここは何の気なしにすれ違ったのかなとも思うのですが、美琴自体に既に運命を呼び寄せる何かが巡っていて、妖とすれ違ってしまうのだなとも思います。

いくら都会で紛れていると言っても極々僅かな筈なので、ある意味「呼び寄せている」のでしょう。

両角鳥飼と挨拶をして、街のパトロールに繰り出す三人。

残った鳥飼のところに、先程の二人が近付いてくる。

此処は鳥飼が怪しいよというのと、このあとの仲間の招集の連絡かな?

と思ったりなんだりしています。


街のパトロールが終わって帰ってくると、待ち構えている昴。

初日の生活に釘をさされ、今日は『人』を見かけていないと言う。

美琴は不振がるものの、自分の軽率な行動に反省して部屋に戻る。


でも眠れない上に地を鳴らすような音が響いてきて、それが気になって眠るどころではない。昴から言われたことに後ろ髪を引かれつつも、興味が勝り部屋を飛び出してしまう。

その先には闇に紛れて地下へ進む三人組。

美琴は初日に口止めされたのに地下へと入っていく。


ここを見ていて、私は無理だわー。

暗やみでそんな怪しい人を見掛けたら無理だわー。

ってなるので、美琴凄いなって毎回思ってました。笑笑


そして、覗くだけと思っていたところに飛び込んでしまい、地下室で妖しい景色を目の当たりにする。

信じられない光景に唖然としていたら、昴とファー、唯が入ってきて「ここにいる者は人じゃない」と告げられ、フードを取った皆の姿をみて美琴は卒倒する。


このシーンはまず、刹那の台詞が全て伏線。

「勿論、歌だよね」

(歌えないという美琴に)「嘘だ、本当は歌えるんでしょ?」

「若いね」

(刹那の好みなのかい?って言うファーに対し)「ばっ、変な事言わないでよね!」

これは全部、美琴のことを知っているから。

若いねは、美琴がファーの言う学生さんだから、ではなく、自分が知っている美琴より若いという意味かなと。


そして、ファーがいう「いざとなったら、ね?」は都合が悪くなれば、出会いをなかったことにしようという、九十に分かるよう、でもこちらからは分からない含ませ台詞。


ファーがここで美琴さん横抱きにしていくんですけど!

推しの筋力素晴らしい!

そして、横たえる時に頭を支えてあげるのやさしい!

紳士!

って言う心の叫びが毎回入るところです。

人類皆そうだと思います。

夢女子パラメーター振り切ってみるのに最高のシーンだと思います。


そして、このあとファーさんから妖とは、妖怪とはなんぞや。

って説明が入り、美琴が「複雑です」と解答すると、分かっていたとばかりに踵を返す。でも美琴は「まだ何も知らないから複雑です」と答える。

「友達からはじめましょう」に「君って変わった子だね」とファーさんが返答し、ここで、観客の乙女ゲーユーザーは『攻略対象のお決まり台詞のひとつだ……』ってきっとなったと思うんですよね。

私はなりました。


友好の印に握手をするんですが、ここで好感度アップ演出入りますよね。(そうじゃない。)

ここはルート選択がファーになったところって捉えていますので、正解をください。宜しくお願い致します。


そして、その後時計演出がはいり、焦ったように美琴を止めるファー。

よく分からず振り返る美琴に何でもないというものの、「今度こそ……」と一人決意を零す。


序章が終わって、美琴救済ルート真っ最中のファーさんに。

この前までは美琴をそこまで見ていないんですが、このあとは大体の視線が美琴に注がれていたように思います。

愛ですね。


凄く書いた気がしたんですけど、まだ序章終わったところなので、また書きます。

そのうち、杉浦さんからネタバレくると思うので、話半分で読んで下さいね。


次へつづきまーす。

舞台 信長の野望・大志~金泥の首~感想⑤

前回からかなり間が空きましたが、金ヶ崎の退き口の部分も読みたい方いらっしゃったので。
2回に分かれます。笑

ここから殺陣が苛烈を極めていくところで、かっこいい武将のシーンが立て続けに起こります。

本来、浅井が裏切り、浅井朝倉と戦うことになるはずが、先手をうったことになり正史とはことなる浅井を要しての朝倉攻め。
そして、挟撃に合う心配もなく、朝倉を落とせるシナリオ。

予定通りに朝倉を追い詰め、同盟国の将である徳川家康と朝倉の一騎打ち。
朝倉は信長が手を汚さないことに苛立ちを覚える。
それは総大将は信長であり、朝倉の総大将は義景であるから当たり前でもあるけれど、将軍を軽んじ天下布武を唱える信長が不遜にも思えていたからかなと思う。

殺陣師同志ですごいかっこいいです!

家康の台詞の
「わしは時代を統べる歴史の雄になる!」
が大好きです。

義景も消耗してきて、徳川が優勢か。

と思った瞬間に闇から現れる人影。

初めて見た時も最後に見た時も、闇から現れるシーンはぞくぞくとしました。
ここもそのシーンのひとつ。

攻撃されたことが理解できない家康と、その攻撃した人物を信じられない信長。

斬ったのは歴史には無いはずの盟約を結んだはずの浅井長政だったのだから、当たり前ですよね。
危険を犯してまで歴史を変えようと小谷へ行ったのに、裏切られるだなんて思わない筈。

ここが好機と信長の首を狙う両雄。
動揺している織田軍が信長が勝てる見込みも薄く、首をとられるか否かの瞬間にくノ一に助けられ、一旦窮地を脱する。

両軍驚くけれど、より驚いたのは長政率いる浅井軍……。
この時に発した「お方様」の発言で長政は「市」
だと思ってしまうのが、少し悲しかったです。

同盟を結んだはずの浅井に裏切られる信長。

歴史に反してまで市より先に迎えた正室に裏切られる長政。
(この時点では長政は市だと思っているけれど)

お互いに歴史を変えようとしているのに、「裏切られた」ことによって正史の流れに引き戻されるのは皮肉だなと思います。

そして、引いた信長の元に続々と集まる将たち。
遅れて合流した光秀にどこにいたのかと尋ねる秀吉。

「後方にて浅井を警戒していた」

そう応えますが、浅井は後方、光秀も後方。

このシーン、最後の方に長政が「簡単に道を教えた」と言いますが、ここで道を教えているんですよね。
時系列的に話すとしたらここしかないので。
ただ、浅井を見ないとここのピースは埋まらないので、観てない方は配信か円盤を見ましょう!!

ここ初日は推しのアドリブがありまして。
森殿がこのあとなかなか出てこなくて、間取りのために「信長様お怪我を?」と言うのがあって、好きでした( ´ ▽ ` )

このあとからのシーンは⑥に続きます。

舞台 信長の野望・大志~金泥の首~感想④

いよいよ信長上洛。


やはり、将軍を擁しているので、城を明け渡すのが早く次々と落ちていく。

ここの当たりがテンポよく淡々と進んでいくので、びっくりするけど、実際も瞬くような早さだったのだろうなと思います。


ここで格好いいのはやはり井伊直虎

緒月さんは去年から推しとの共演が続いていて、女性的な役から観たので、最初の登場シーンでもまた女性的かな?

と思っていたのですが、さすがは女性武将の中でもかなり著名な人物なので、立ち回りがかなり格好いい。

ただ、ここで瞼が「思ったよりも早く表に出てしまいましたね」と言っているとおり、直虎も平成の記憶を持つのが分かる。


因みに鶏冠井さん、れいなさんも言っていた通り、私も「徳川殿を呼び戻しますか?」からの「いいや、必要ない!!」が、元宝塚の男役らしさも見て取れてとても好きなシーンのひとつです♡


無事に将軍と京入りを果たし、この時代の経済、産業、海上交通などの要である堺を手中に治める。

戦に勝つなら金銭、武具を抑え、そして常に最先端を手に入れることが重要ですからね。

後は天才軍師。

(既に竹中がいるので、ここは冒頭にて。)


今井宗久とのシーンもうまく秀吉が説明してくれるけれど、秀吉は本当に歴史が好きなのだな。

と見ていて微笑ましくなります。

平成の記憶大事。

この舞台を切っ掛けに歴史へ興味示した人は、秀吉横に置いておこうよー。ってなります。笑


そして、いよいよ信長包囲網。

副将軍の地位も畿内5箇所の要職を断った上に、堺の自治権を願い出てしまってはさすがの将軍も不審がり、朝倉と共に信長包囲網へと打って出る。

光秀はここで完全に二人を見限りますけど、不思議なのは朝倉に織田へと降るのを進言しているところと、信長包囲網を止めさせようとしているところ。

しかも信長包囲網は『面倒事』なんですよね?

面倒事なのか…。

光秀が見ている先の世はどのような世なのだろう。

あんなに声を荒らげてまで、信長包囲網を止めさせたかった光秀。


本来であれば、ここで浅井が裏切り朝倉連合軍になる筈が、信長が先に手を打ったことで、夢のような盟約が成立。

市をお嫁に送ったことで、同盟関係にあるものの、正史で金ヶ崎にて裏切りに合うことを知っていたからこそ、念押しに来た。というところ。


でもここ、良いシーンなのですが、将軍様が気になって気になって気になって気になって仕方がない。笑


書道大会終わると光秀が出てくるけど、平成の記憶を持つ浅井も不安そうに信長へと声を掛けるのが印象的。


本当にこの時は浪漫を感じて、義兄弟の天下を治めようとしていたのでしょう。


感想⑤に続く。

舞台 信長の野望・大志~金泥の首~感想③

OPが終わって幕をいかした炎演出。


とても短い時間で足利幕府の崩壊、戦国時代の始まりを説明している。

足利は義昭まで続いているけれど、義昭の兄である義輝で終わりという認識が強い。

光秀がどういった立場だったかは判然としないけれど、この時は帰蝶の従兄弟と言う立場で織田に話を持っていかせ、そして将軍を上洛させるという流れがかなり短い時間で簡潔に描かれているのもすごいなーと感心して見てました。


この流れの合間に長政と市の婚儀が挟まる。

ここは市がつんつんしているのも可愛いですが、後の夫となる柴田が落ち着かない様子と、先に側室がいることにすぐさま憤るのも市への想いがこの時からあるのだろうなと感じ取れて、見ていて微笑ましい。

落ち着かれよ!

ってなります。笑


この後に半兵衛が義昭のことを、寧々を観劇者と同じ立場のように見立て、説明してからの織田の流れが好きで、蜂須賀小六と秀吉のやり取りが可愛い。笑

毎回笑う。


浅井はこれに対してかなり不穏な流れだけれど、ちょっとだけ出てくる茶々が可愛い。

数年前の大河になった江のお姉さんで、後の秀吉の側室になられる方ですね。

そして、妹であらば、夫と兄が一緒に上洛するのは願ってもないこと。

当たり前の願い。


八重の方は正史のほうにも名前はあるのだけど、今回は姫を送り返さなくてはならないことと、万福丸の年齢のこと、そして、市が継室で、八重という側室が居たことを上手く使ったなと一番感心しているところです。

八重の方出るんだ??

となっていたのですが、見ていて納得でしたよね。

面白い。


その後にいよいよ徳川軍。笑

思わず、「笑」付けてしまう。

とても可愛い。

家康の名前弄りが凄い楽しくて、和み要員すぎました。

元々、石川と酒井の役者さんが仲いいのもあり、そこに家康の役者さんも加わり3人仲がいい。


この井伊直虎を連れてくるシーンでその後に使う草鞋が飛んだ回がお気に入りです。笑

主に拾わせないで。笑笑


ここから浅井、井伊直虎が加わり、信長が出てきて、明智も加わる。

最初の方で気になったのが、浅井と明智だけわざわざ見えるように草鞋を持ってくること。

色々と見ていたけど、この二人だけ完全に鼻緒の色が白い。

あまり関係ないのかもしれないけど、それより重要なのは推しが草鞋履くのを見られるのは信長の野望だけでしょ。

となったので、円盤に入ってほしいです。

宜しくお願いします。(?)


ここのラストで秀吉の意味深。

「歴史と少々違うようですな」

が来て、いよいよ正史と歯車が合わなくなっていく。


もとい、

信長の野望だー!!

来たよーー!!

って感じでテンションあがるとこですね。


歴史シミュレーション!!


感想④に続くと思います。苦笑