オバケストラ! 感想 ①

オバケストラ!10公演お疲れ様でした!

そして、ありがとうございました。


一公演一公演、楽しく、作品と向き合って拝見させて頂きました。


最初、大元の原作が全然動いていないのもあり、妖、大正、歌、ダンスとかどうなんすか??

となっていたのですが、ビジュアルなどが解禁されるうちに段々と楽しみになってきた作品です( ´ ▽ ` )


ざっくりとしたまとめですと、『ホーンテッドオバケストラ!』のエピソード0って感じです。そして、乙女ゲームのファージャルグ√。


まずは冒頭のシーン。

ヒロインである美琴が出てきて台詞を言う。美琴は普段の袴を着て、未来の服を手に持っている。

そして、美琴が捌けると九十が鵺を従えて、主人公であるファージャルグに問う。

「何を選んで何を諦めるのか」(台詞はいつも通り曖昧ですよ。)


ここは中盤でもでてくるシーン。

今回は選択肢合ってたかなー?

どうかなー?

ってなるシーン。

大事なところです!


ここのシーンからOPが始まりますが、最初にプロジェクションマッピングでファーさんの後に妖精の羽根が生えるので「とうとう推しに羽根が……」と震えます。

蝶のような羽根が生えますよ。

(直接マッピングの方にリプライ頂いたので貼らせていただきます。)


https://twitter.com/kanou_erina/status/1018517996887609345?s=21


また、ここは登場人物の関係性だったり、物語の流れも観れるので推し見てるとすーぐ見逃します。

円盤で確りみます。笑


美琴さんが丈さんのところに居候として来て、部屋に案内されて休むことを促される。

だだっ広いお屋敷に、強面の主、少し距離のある使いの昴で……。まあ不安になりますよね。

美琴が眠ると屋敷をメイドと思しき者に連れられて、黒フードの二人が横切り、このお屋敷何かあるなとこの先に考えを巡らす。

ここのシーン、下手にあまり入れなかったので、あまり顔が見えなかったけど、ほぼほぼ同時期に義王とメリィが来たと考えていいのかな?

きっとそう。

意外と早い段階から未来の住人が来ているなと思いました。


翌朝、美琴が寝坊してくると全身赤い怪しい人。

不振がる美琴。

「俺、まずいことしちゃったかな?」と本当は隠さなくてはいけないのに、軽率に話しかけたことに焦るものの平常心へ。

何かあっても、また過去に戻ればいいから

その後、唯が出てきて、街の案内を奪い去るように美琴と出ていくファー。


ここのシーン、ファーさんが『PARADE』の鼻歌歌ってるのが可愛いのと、マイク持たない時は手袋してないことに高得点が入ります。最高です。


街に飛び出して、警官組両角鳥飼ペアとの出会い。

その前にすれ違う黒マント2人にあの方々も異国の方なんですね!という美琴。

ここは何の気なしにすれ違ったのかなとも思うのですが、美琴自体に既に運命を呼び寄せる何かが巡っていて、妖とすれ違ってしまうのだなとも思います。

いくら都会で紛れていると言っても極々僅かな筈なので、ある意味「呼び寄せている」のでしょう。

両角鳥飼と挨拶をして、街のパトロールに繰り出す三人。

残った鳥飼のところに、先程の二人が近付いてくる。

此処は鳥飼が怪しいよというのと、このあとの仲間の招集の連絡かな?

と思ったりなんだりしています。


街のパトロールが終わって帰ってくると、待ち構えている昴。

初日の生活に釘をさされ、今日は『人』を見かけていないと言う。

美琴は不振がるものの、自分の軽率な行動に反省して部屋に戻る。


でも眠れない上に地を鳴らすような音が響いてきて、それが気になって眠るどころではない。昴から言われたことに後ろ髪を引かれつつも、興味が勝り部屋を飛び出してしまう。

その先には闇に紛れて地下へ進む三人組。

美琴は初日に口止めされたのに地下へと入っていく。


ここを見ていて、私は無理だわー。

暗やみでそんな怪しい人を見掛けたら無理だわー。

ってなるので、美琴凄いなって毎回思ってました。笑笑


そして、覗くだけと思っていたところに飛び込んでしまい、地下室で妖しい景色を目の当たりにする。

信じられない光景に唖然としていたら、昴とファー、唯が入ってきて「ここにいる者は人じゃない」と告げられ、フードを取った皆の姿をみて美琴は卒倒する。


このシーンはまず、刹那の台詞が全て伏線。

「勿論、歌だよね」

(歌えないという美琴に)「嘘だ、本当は歌えるんでしょ?」

「若いね」

(刹那の好みなのかい?って言うファーに対し)「ばっ、変な事言わないでよね!」

これは全部、美琴のことを知っているから。

若いねは、美琴がファーの言う学生さんだから、ではなく、自分が知っている美琴より若いという意味かなと。


そして、ファーがいう「いざとなったら、ね?」は都合が悪くなれば、出会いをなかったことにしようという、九十に分かるよう、でもこちらからは分からない含ませ台詞。


ファーがここで美琴さん横抱きにしていくんですけど!

推しの筋力素晴らしい!

そして、横たえる時に頭を支えてあげるのやさしい!

紳士!

って言う心の叫びが毎回入るところです。

人類皆そうだと思います。

夢女子パラメーター振り切ってみるのに最高のシーンだと思います。


そして、このあとファーさんから妖とは、妖怪とはなんぞや。

って説明が入り、美琴が「複雑です」と解答すると、分かっていたとばかりに踵を返す。でも美琴は「まだ何も知らないから複雑です」と答える。

「友達からはじめましょう」に「君って変わった子だね」とファーさんが返答し、ここで、観客の乙女ゲーユーザーは『攻略対象のお決まり台詞のひとつだ……』ってきっとなったと思うんですよね。

私はなりました。


友好の印に握手をするんですが、ここで好感度アップ演出入りますよね。(そうじゃない。)

ここはルート選択がファーになったところって捉えていますので、正解をください。宜しくお願い致します。


そして、その後時計演出がはいり、焦ったように美琴を止めるファー。

よく分からず振り返る美琴に何でもないというものの、「今度こそ……」と一人決意を零す。


序章が終わって、美琴救済ルート真っ最中のファーさんに。

この前までは美琴をそこまで見ていないんですが、このあとは大体の視線が美琴に注がれていたように思います。

愛ですね。


凄く書いた気がしたんですけど、まだ序章終わったところなので、また書きます。

そのうち、杉浦さんからネタバレくると思うので、話半分で読んで下さいね。


次へつづきまーす。